【初心者向け】傾聴力アップの3つの実践テクニック

【初心者向け】傾聴力アップの3つの実践テクニック

傾聴力をアップさせることで、相手の話をより多く聞き出せたり、深い話を聞き出すことができますが、何より最大のメリットは「ちゃんと理解して聞いてくれいる!」という信頼につながる点だと思います。とは言っても、初心者の方はどこから実践して良いのか分からないと思いますので、ここでは初心者向けのすぐに実践できる、傾聴力アップの3つのテクニックをご紹介いたします。

傾聴力のアップのテクニック① オウム返し

初心者がまずはじめに実践すべき一番カンタンなテクニックは、相手の話をそのままオウム返しすることです。

相手が「ネイルを褒められるのが一番うれしい」と話したら、「ネイルって褒められると嬉しいですよね!」とそのまま返します。文字にすると正に「オウム返し」で違和感があるかもしれませんが、気持ちを込めて実際にやってみると、感情から同調・共感が生まれた形で返しますので、思ったよりも違和感が無いものです。

ポイントとしては、同調の気持ちを大切にすること。あなたの意見に同感ですよ!という気持ちで実践すると、相手も違和感なく喜んでくれるでしょう。

傾聴力がそれなりにある方も、このテクニックはとても効果的です。というのは、あまり頭を使うことなくできるテクニックですので、少し時間を稼ぎながら次にどのようなことを聞こうか考える時間を得られるからです。ちょっと話が続きにくそうだな、という場面でこのテクニックを使い、時間を使って話を膨らませようか、別の話に切り替えようか、などの検討ができますので、ちょっと話の進行に不安を感じたときにもぜひ実践してみてください。

傾聴力のアップのテクニック② 言い換え

次に初心者の方にチャレンジして欲しいのが「言い換え」というテクニックです。

例えば、相手が「最近、雨ばっかりで気分が落ち込んじゃいますよね」と話して来た場合。テクニック①の場合であれば「雨が続いているから気分が上がらないんですね」という感じで返しますが、「たまにはスッキリ晴れた日を過ごしたいですよね」と、同じ心境でも逆の切り口で同じことを返してあげる方法がこのテクニック②です。相手と共感を示す、同じことを違う切り口で表現するだけなので、これも比較的かんたんに実践することができると思います。

ここでのポイントとしては、「相手の悪い気持ちへ」に対しては「明るい気持ち」にして返すことで、相手からのあなたの印象までよく見えるようになる点です。いつもネガティブな話をしている人よりも、いつもポジティブな話をしている人の方が、好感や信頼を得やすくなります。

コツとしては「~が悪い/嫌だ/嫌いだ」という表現に対して、「そうそう、~だったら良いですよね」と希望的な表現で返すと、共感+ポジティブで印象良く表現することができます。ぜひ実践してみてください。

傾聴力のアップのテクニック③ 話を要約

最後は少しだけ難易度が上がります。相手の話を要約するというテクニックです。

相手の話は、「最初に何があって、次に何があって、最後にどうなって」といったように、基本的にストーリー調の話をしてくれることが多いと思います。ここでのテクニックは、この一通りのお話を聞いて、「つまり~、最初が何で、次に何。最後にどうなった。」とかいつまんで要約してあげる手法になります。これは相手の気持ちとしては、1から最後までしっかりと聞いて理解してくれている!という喜びにあふれ、さらにあなたのことを信頼してくれるでしょう。

ポイントとしては、最初、次に、最後に、というまとまりごとに、何か印象的または相手が特に感情的に話した部分をピックアップして覚えておくことです。ちょっと難しいよという方は、最後の結論と、それに関連する後半のポイントを1つ挙げるだけでも良いかと思います。要は「何がどうなったんですね」という話を理解できていることが伝われば、相手は満足してくれます。

【初心者向け】傾聴力アップの3つの実践テクニック まとめ

今回は、聞き上手になりたい初心者の方でもすぐに実践できる3つのテクニックをご紹介して参りましたが、いかがでしたでしょうか。ちょっとしたポイントを意識して会話することが、驚くほど良いコミュニケーションが取れるように変わったりします。それはあなたも実感できるほど、相手の言動や信頼感が変わってくるものですので、ぜひ気軽に実践してみてください。

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